【足つぼのやり方#45】扁桃腺の反射区・ツボの位置と押し方
【足つぼのやり方#45】扁桃腺の反射区・ツボの位置と押し方
扁桃腺の反射区の位置を確認してから、実際の足の揉み方を学んでいきましょう。
【扁桃腺(へんとうせん)】器官・臓器の働き
扁桃とは、リンパ球を作り出す組織が特に発達したところで、口腔内には、舌根の左右が口蓋に接するところに口蓋扁桃、舌根の表面に舌扁桃があり、この他に咽頭扁桃、耳管扁桃があります。
適応症状
急性扁桃炎
原因:幼児に多く、カゼや過労のときに起こりやすく、のどの両側にある扁桃に綱菌が感染して発病するものです。
症状:体の具合がなんとなく悪いと思っているうちに、急に寒気がして熱が出ます。熱は普通39度前後になりますが、幼児では、40度近くになることも珍しくありません。
痛みはのどだけでなく、耳や首に響きます。このため、中耳炎と間違えることもあります。嚥下痛があり、幼児では、高い熱と水が飲めないため、ぐったりとなることもしばしばあります。口の中を見ると、扁桃とその周囲が赤く腫れあがっているのがわかります。扁桃表面のところどころに黄白色の斑点がつくこともあります。時には扁桃表面が灰白色の膜でおおわれたりします。
安静にし、解熱薬をのませ、水分を十分に与えるようにします。氷のうで頭を冷やし、首にも冷湿布をして抗生物質をできるだけ早く服用します。このようにすれば3~4日から1週間で治ります。程度が強いと体が弱り、扁桃周囲炎や中耳炎を起こします。
また急性腎炎、心内膜炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすこともあるので、専門医に早く手当てをしてもらいます。
慢性扁桃炎
原因:一般に1年に4回以上急性扁桃炎をくり返し、これといった病気もないのに、首のリンパ節がはれているときは慢性扁桃炎が疑われます。慢性扁桃炎は、腎炎、関節炎、心内膜炎などを起こすことがあります。これを病巣感染症といいます。
症状:時に微熱、のどの不快感、セキがみられる程度ですが、慢性扁桃炎があると、カゼをひきやすく、急性扁桃炎を何回もくり返し起こすようになります。また、慢性扁桃炎は必ずしも扁桃の肥大を伴うとは限りません。診断には検査が必要です。
治療:呼吸や嚥下にさしつかえない限り治療する必要はありません。ただし、扁桃肥大のため息が苦しくて夜仰向けに寝られないとか、食事に多く時間がかかる場合は扁桃を手術して取ることもあります。
手術で扁桃を切除した人でも、反射区には腫れや痛みといった反応が現れています。扁桃腺という体のガード器官を失っているぷん、感染に弱いと考え、普通以上に体調管理には気をつけるべきです。
反射区の位置
押し方
反射区の位置・・・両足の親指の第1関節と第2関節の間の骨の脇の少しくぼんだ部分。
操作方法・・・この反射区も棒では痛い場合が多いので、第1関節と第2関節の間を指で1点押し。
押し方動画
近日公開予定
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