【足つぼのやり方#17】膵臓の反射区・ツボの位置と押し方
【足つぼのやり方#17】膵臓の反射区・ツボの位置と押し方
膵臓の反射区の位置を確認してから、実際の足の揉み方を学んでいきましょう。
【膵臓(すいぞう)】器官・臓器の働き
胃の裏側にある臓器で、強力な消化酵素の膵液(すいえき)をつくり、またインスリンやグルカゴンを分泌して、血液中の糖の量を調節します。
勾玉、あるいはオタマジャクシのような形で扁平で細長く、重さ約70~100g、長さ約15cm、頭部が厚さも輻も最大で厚さ約3cmです。淡紅白色でゴムのような弾力性があります。
膵液は、十二指腸に1日約1000mlほど分泌(外分泌)し、タンパク質、脂質、炭水化物を消化する酵素を含んでいます。
膵臓内には約100万個の小さなランゲルハンス島(膵島)があります。ここは、血液中のブドウ糖(血糖)を調節するホルモンのインシュリンやグルカゴンを内分泌します。インシュリンは体の細胞へ血液内の糖の取り込み、肝臓でのグリコーゲン合成を促進させて、結果的に血糖値を下げます。
インシュリンの分泌が不十分だと血糖値が非常に高くなります。この状態が糖尿病です。
適応症状
急性膵炎
胆石による、胆汁のうっ滞や多量の飲酒が原因で、十二指腸に分泌されるはずの消化酵素が洩れて、膵臓を自己消化してしまうことがあります。このような状態を急性膵炎といい、ひどいときには膵臓だけでなく、周囲の組織をも消化して広範に溶かしてしまいます。
症状:強い腹痛で、呼吸不全や細菌感染が加わって敗血症から死に至ることも珍しくありません。
慢性膵炎(まんせいすいえん)
慢性膵炎の病態は、多量のアルコールの長年にわたる摂取や白己免疫疾患などによる膵臓の組織破壊と繊維化です。反復する腹痛発作がみられ、インシュリンの分泌も不足がちになって、糖尿病傾向になります。慢性膵炎により低下した膵機能は回復しませんが、痛みの除去を日的に手術をおこなうこともあります。
膵臓癌
数多くの癌の中でも、最も死亡率の高い癌のひとつが膵臓癌です。胆嚢癌同様、初期には無症状であることが多く、進行すると背中の痛みや黄疸などの症状が出てきます。小さなうちに発見すれば手術による完治も可能です。
糖尿病
インシュリン依存型糖尿病は、膵臓で分泌されるインシュリンの量がほぼ完全に不足しているためにおこります。若年期の発症が多く、糖尿病全体の10%程度がこのタイプです。
ほとんどの糖尿病は、遺伝的要素や食生活、運動不足などによっておきるもので、膵臓が原因とはいえません。
反射区の位置
押し方
反射区の位置・・・胃の反射区の下に位置する
操作方法・・・左手で甲側をしっかり押さえて、上から下へ圧を加えながら下へスライドさせていく
押し方動画
近日公開予定
足つぼ&整体の専門家
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