【足つぼのやり方#50】子宮・前立腺の反射区・ツボの位置と押し方
【足つぼのやり方#50】子宮・前立腺の反射区・ツボの位置と押し方
子宮・前立腺の反射区の位置を確認してから、実際の足の揉み方を学んでいきましょう。
【子宮・前立腺(しきゅう・ぜんりつせん)】器官・臓器の働き
子宮
骨盤内で直腸の腹側に膀胱にかぶさるように前屈しています。形は前後から押されて平たくなったナスの形。頭側の丸みを帯びた部分が子官体、尾側の細い管状の部分が子宮頸(しきゅうけい)です。
正面から見た断面はカクテルグラスのような逆二等辺三角形で、左右に卵管が開口し、カクテルグラスの脚にあたるのが子宮腔部(しきゅうくうぶ)です。卵巣から排出された卵子が卵管で受精すると、細胞分裂をし成長しながら、卵管壁の嬬動運動によって子官に運ばれ子宮壁に着床して妊娠となり、ここで胎児が成長します。
前立腺
成人で約20g。栗の実のような形をしています。膀胱の真下にあり、中央前よりを尿道が貫き、斜めに通ってきた左右の射精管が尿道に開口します。前立腺は精子の運動をよくする体液を分泌し、精漿(せいしょう、精液のねばねば)の一部となります。
適応症状
子宮筋腫
子宮平滑筋にできた良性の腫瘍。発生の原因は不明ですが、発生や増殖に女性ホルモンのエストロゲンが関係していることが知られていて、閉経後にエストロゲンの分泌が少なくなると、筋腫はそれ以上大きくならず、縮小することもあります。
症状と経過:筋腫が大きくなると、子宮内膜に影響が現れ、不正出血や不妊の原因になります。また月経時出血過多のため貧血症状が見られたり、筋腫が子宮の外側に向かって増殖すると直腸や膀胱を圧迫し、便秘や頻尿を起こすこともあります。
子宮筋腫はごく小さいものを含めると、女性の半数以上に存在するといわれています。症状が強い場合には手術が必要となります。
子官内膜症
子宮内膜の組織が、子宮以外の場所に現れる病気。原因はいくつかの説があります。
症状:多くの場合、月経困難。月経とともに、病変部からもしばしば出血します。卵巣内にできると、チョコレート嚢胞と呼ばれる大きな袋状の組織を形成します。30~40代に多い病気です。
ホルモン療法で効果がない場合には、手術により病変部が切除されます。 子宮癌は、子宮頸部に発生する子宮頸癌と、子宮体部に発生する子宮体癌の2種類に分けられ、これらは全く別の癌として扱われています。発生率は子宮頸癌の方が高く、子宮癌全体の80~90%を占めます。
子宮頸癌
原因:ある種のウイルスが関係していると考えられますが、詳しいことは不明です。
症状:上皮内癌の段階までは無症状であることが多く、周囲の組織に浸潤する段階になると、性交時などに異常出血がみられます。
治療:上皮内癌の段階で発見され、手術やレーザー治療を受ければ、100%治癒します。浸潤癌では手術が必要で、手術ができない場合は放射線療法です。
子宮体癌
原因:発生や進行に女性ホルモンのエストロゲンが影響していると考えられます。患者は閉経後が多く見られます。
症状:不正出血
治療:手術により子宮摘出。場合によってはリンパ節も切除。手術ができない場合や広範囲にわたっている場合は放射線療法がおこなわれます。
前立腺肥大症
尿道の周囲にある内線が肥大し、結節性腫瘤を作った状態。
原因:老化に伴い、男性ホルモンが低下、相対的に女性ホルモンが優位になるというホルモンバランスの崩れが原因といわれていますが、詳しくは不明です。
症状:第1期(刺激期)結節はまだ小さいが、膀胱、尿道を刺激する。第2期(残尿発生期)結節性腫瘤(けっせつせいしゅりゅう)は中等度に肥大し、特に尿道への圧迫が強い。第3期(完全閉尿期)尿道は閉塞状態となるため、自己排泄が難しくなる。
腎機能への影響が大きく、治療の時機を逸すると尿毒症まで陥る。
前立腺癌
前立腺の外側から発生します。欧米人に多く最近は日本人にも著しく増加しています。男性ホルモンに依存して増殖するので、ホルモン療法がおこなわれます。
反射区の位置
押し方
反射区の位置・・・両足の内側にあり、くるぶしの下のかかとの部分。水滴の形をイメージした形をしている。
操作方法・・・棒を当てて、水滴の形を塗りつぶすように圧を加えながら下から上へとスライドさせていく。
押し方動画
近日公開予定
足つぼ&整体の専門家
最新記事 by 足つぼ&整体の専門家 (全て見る)
- 【足つぼのやり方#64】「痰を切る」の反射区・ツボの位置と押し方 - 2022年8月13日
- 【足つぼのやり方#49】鼠蹊部(そけいぶ)の反射区・ツボの位置と押し方 - 2022年8月13日
- 【足つぼのやり方#39・40】上半身下半身のリンパの反射区・ツボの位置と押し方 - 2022年7月28日