自分の体は足つぼで整えるを学ぶ

現代社会と現代医学が抱える問題点・ホメオスタシス(恒常性)が危ない

 
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相模原で【足つぼと整体】を専門に【からだの悩みを解決する足つぼスクール千代・院長の井口です。プロフィールはこちら 【好き大切なもの】コーヒー・猫・タイ旅行・ワイン・友人・奥さん・焼き鳥

現代社会と現代医学が抱える問題点がとても重要だと考えています。

医学の発展により様々な病気が改善され、治療ができるようになった事実と同時に、現代医学では解決できない病気、症状が増えてきているように思うのは私だけでしょうか?

足つぼマッサージはこのような問題の1つの解決策になると考えているのですが、薬だけに頼らず生きていくために人間本来持っている回復力つまりホメオスタシス(恒常性)を高めていく必要性を感じてもらえると嬉しいです。

現代医学は対処療法

現代医学の主流は、治療で身体全体に多少の害を与えることがあっても、局所に現れた症状を改善することができればやってしまおうという、いわば対処療法です。

そこでは強力な薬剤を処方する薬物療法や、病変した部位を切除する外科的治療が中心となっています。

つまり現在の症状を和らげたり、治療をするためには副作用も覚悟で薬物を用いるという考え方が対処療法です。

もちろんこの対処療法で、様々な病気も改善されることは事実ではありますが、この記事を読んでいる人はもう気がついているはずです。

ちょっと熱が出れば解熱剤、血圧がちょっと高いと血圧の薬、頭痛になれば痛み止め。風邪を引けば抗生物質(効果がないことは実証済みなのに)。

このように、現代医学は万能な魔法の薬のような使い方をされています。しかし、薬には少なからず副作用があり、薬を使い続けることで人間が本来持っている回復力を低下させてしまう可能性があるという事実を見過ごしてはいけません。

現代社会の抱える問題

現代社会はもっぱら利益を上げること、効率を上げることに夢中になってしまっています。体に無理をしてもそこから出来る限り大きな収穫を引き出そうとします。

例えば、「ゾウの時間ネズミの時間」というお話をご存知でしょうか?

これによれば「哺乳類はどの動物も一生に心拍数はほとんど同じ」であり心拍がゆったりしたゾウが長生きし、心拍の早いネズミは短命となっているそうです。

この考え方から言えば私たち人間も落ち着いてゆっくり暮らせば、心拍をゆっくりさせて長生きできるし、せかせかと落ち着かない生き方を選んでいれば、心拍も早くなって短命に終わってしまうと言うでしょう。

短期間に体を酷使する生活をしていながら、薬に頼ったり栄養の偏った食事でカバーしようとしたりしても、所詮はそれは無理な相談です。

現代文明と関わる病気が蔓延

例えば私達は低血糖症という病気の解明と治療に力を注いできました。

この病気は現代の食生活やストレスから生まれてきた文明病であり、その治療には現代文明の弊害を吟味してひとつひとつ対処しなければならない厄介な病気です。

治療には栄養補給・運動・環境の調整などのバランスをとりながら、ストレスを和らげるように、カウンセリング生活指導していくことも必要となります。これらの要素のバランスが上手にとれていないと良い治療効果は得られません。

私たち人間の体の中でこれらのバランスを上手にとってくれている機能をホメオスタシス(恒常性)と呼んでいます。恒常性(こうじょうせい)は私たち人間が兼ね備えたバランスを保とうとする、とても重要な機能の1つです。

現代の病気の中には薬物療法だけでは決して治らないものが多くなっています。

近年こういった病気が蔓延しており、栄養・運動・環境といった総合的なバランスを考え治療を行なっていく栄養医学という分野が世界的に脚光を浴びる理由となっています。

健全なホメオスタシス(恒常性)を目指して

ホメオスタシス(恒常性)は栄養状態が左右する調整機能という意味を持っています。

外部環境が変化しても体内の調整機能が働くことによって、身体の状態にが常に一定に保たれていることをホメオスタシス(恒常性)と言います。

例えば、外の気温が40度であってもマイナス10度であってもそれに頼って体温が著しく上がったり下がったりすることがなく35°から37°くらいを維持し続けるわけです。

そしてその調整機構が働くためには、当然エネルギーが消費され、必要なビタミンやミネラルが体の中で使われます。

逆に体内の栄養状態が悪かったり、栄養状態が悪い状況が続いたり下がったりすると、このホメオスタシスの調節機能に不具合が生じてしまい、ホメオスタシスが次第に乱れることになります。

日本人の恒常性が危ない

健康を支える三本柱は、運動・栄養・休養です。

しかしながら、この中で最も大切なのは 栄養です。

栄養が足りなかったり、栄養バランスが崩れたりするとストレスや加齢に十分対応できなくなってしまいます。

そういう状態が続くとどうなるでしょうか?

ホルモン、自律神経に異常が生じます。

その結果、人が本来持っているホメオスタシスが乱れて病気を発病することになります。

ホメオスタシスが健全であり、体が健康であれば、細菌やウィルスなどの病気にも対抗できるのです。

ところが日本人のホメオスタシス(恒常性)がとりわけ乱れてきているる可能性があります。外国では風邪くらいにしか見られないような感染症が、日本人が感染すると命に関わるような重症になってしまう例が見られるのです。

私たちの体を作り出しているのは、薬ではなく栄養です。

体内に取り込まれた栄養が細胞の隅々まで行き渡って重要な役割を担っているのです。

今私たちは体が必要としている栄養を十分に摂取できているかどうか自ら確認しなければならないのです。

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