【足つぼのやり方#43】胸部の反射区・ツボの位置と押し方
【足つぼのやり方#43】胸部の反射区・ツボの位置と押し方
胸部の反射区の位置を確認してから、実際の足の揉み方を学んでいきましょう。
【胸部(きょうぶ)】器官・臓器の働き
この反射区は特定の臓器ではなく、胸郭(第2~第6肋骨までの範囲)で筋肉繊維、脂肪などの組織を含みます。乳房もこの反射区に対応します。
適応症状
乳癌
乳腺に発生する悪性腫瘍。女性のかかる率では胃癌、子宮癌に次いで第3位。近年増加傾向にあります。
原因:動物実験ではウイルスが発癌に関係していることが証明されていますが人間では不明。
特徴:成人女性の50歳前後が発生のピーク。乳癌の発生に関係があるとされている因子は、初潮が早い、閉経が遅い、高年初産、未婚、未産、放射線被爆、女性ホルモンのアンバランスなどです。
症状と経遇:痛みのないしこりとして気づかれ、片側の乳房のみの場合が多いようです。さらに大きくなると、乳房が変形します。わきの下のリンパ節に転移しやすく、血流にのって肺や骨などにも転移します。手術後10年の観察が必要です。
乳腺炎
急性乳腺炎は、初産婦の授乳期初期の乳腺に発生しやすく、通常は片側のみ。乳房が赤く腫れあがり、痛みを感じます。悪寒、発熱などの全身症状をともなうこともあります。
乳腺症
乳腺に作用するホルモンのアンバランスによって生じると考えられています。乳管や乳腺の腺房の一つ一つが大きくなり、部分的に嚢胞(袋)を形成します。また乳腺と乳腺の間を埋める間質組織の繊維成分も増えるため、固いしこりとなります。思春期から閉経まで、各年齢層に発生しますが、特に30~45歳に多く見られます。
症状:固いしこりがあって、乳腺緊満感、痛み、圧痛があるので、しばしば癌ではないかと疑いますが、乳腺症は良性で、癌化しやすいということもありません。
反射区の位置
押し方
反射区の位置・・・両足の甲側にあり、第2、3、4指の骨と骨の間の溝の部分。
操作方法・・・骨と骨の間を溝掃除するようなイメージで足先からかかとへ向かって圧を加えながらスライドさせていく。骨にあたるので、棒ではなく手で行う方がやりやすい場所です。
押し方動画
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