グローサラントって何?フードコートと同じじゃないの?スーパーが進化し始めている
グローサーランドに間違えやすい「グローサラント」(Grocerant)。
グローサラントの意味は?
食料品という言葉のグローサリー(Grocery)と
レストランという言葉(Restaurant)を掛け合わせて
グローサラント(grocerant)と呼ぶようになった造語だそうです。
従来の店舗のように食料品や日用品を販売するだけでなく、購入したデリや惣菜などを店内で楽しめるようにし、更にはレストランに負けないクオリティの食事を、店内あるいは店舗敷地内で提供するサービスです。
レストランとの違い
グローサラントはレストランとは違い、食品販売しているスーパーの商品を実際に味わってもらう試みに近いんです。
レストランはシェフが仕入れた素材を使って料理を提供していますが、グローサラントの場合は、そこで販売されている商品(素材)を使って料理しているので、実際に家でこうやって料理しようとかのアイデアをもらえたり、食べたことのなかった素材を食べて、美味しかったら買って帰ればいいわけです。
イートインコーナーとの違い
イーオンや比較的大きいスーパーにはイートインコーナーがあります。休憩所的な扱いで使われている人や、お昼をスーパーでお弁当を買って食べたりしていますよね。
それが、グローサランドではその場で作った料理が提供されているので、イートインコーナーとも違います。
だんだんグローサラントがなんなのかわかってきた気がしてきました。
フードコートとの違い
グローサラントはグードコートに似ています。
フードコートは色んなところから仕入れた食材使った料理を食べることができます。
似ているけれど違うグローサラント。グローサラントはそのスーパーの食材だけを使ったフードコートといったところでしょうか?
これが今アメリカなどで流行ってきているので、日本でもやっていこうということなんですが、日本で流行りそうですかね?
あまり向いていないように私は思います。
日本人には向かないと思う理由
素材のブランドしか判断材料がない
スーパーで売っているものを調理して食べたとしても、フードコートとあまり変わりません。ただスーパーの自社ブランドのフードコートといったところでしょうか?そうなったとしても、美味しければ売れますが、美味しくなければ売れない。
ほとんどフードコートと変わらない気がします。もし違うとすれば素材のブランド力で勝負するしかないでしょう。素材のジャンルが幅広いが故に、メニューをどう打ち出して行くかも疑問が残ります。
料理する人のブランド価値がない
グローサラントで作った料理を売っていても、美味しそうであれば食べるし、美味しそうでなければ食べない。そうなってくると思います。そうすると、よく売れる商品と売れない商品が出てくるので、どうしても売れる商品を提供してく形になると思うんですよね。
そうしたら、フードコートとほとんど変わりません。料理する人が一流シェフとかなら別ですが、そこまでお金をかけられるかは疑問です。
フードコートとの差別化が難しい
フードコートは料理のジャンルを絞って勝負してきています。ラーメン、カレー、パスタ、うどん、天ぷらなどなど、いろんなフードコートがりますが、結局のところ、フランチャイズ展開している店舗がフードコートに参入しているわけです。
フードコートよりも強力な商品をだせるかというと、食材の種類だけ豊富なスーパーですが、豊富なだけに、ジャンルが幅広くなってしまって、結局のところフードコートに負けてしまうような気がします。
まとめ
グローサラントという新しい言葉とともに、スーパーの革命が起きようとしています。
しかし、本当に革命になるでしょうか?
ちょっと疑わしい部分が多く残るグローサラント。この言葉が普及するにはあと10年以上かかるかもしれませんね。
足つぼ&整体の専門家
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