【足つぼのやり方#1】大脳の反射区・ツボの位置と押し方
【足つぼのやり方#1】大脳の反射区・ツボの位置と押し方
大脳の反射区の位置を確認してから、実際の足の揉み方を学んでいきましょう。
【大脳(だいのう)】器官・臓器の働き
両足裏にあり、親指の腹全体の部分。
大脳の右半分に対応する反射区は左足にあり、左半分に対応する反射区は右足にあります。
適応症状
器官のしくみ働き
左右二つの半球に分けられており、厚さ2~5mmの薄さの皮質が内部の髄質を覆っています。皮質の外側を硬膜、クモ膜、軟膜の薄い3枚の膜が包んでいます。
皮質は神経細胞の集まりで、うねうねとした凸凹があり、髄質は神経細胞から出る神経線維のあつまりです。
大脳皮質は、新皮質と古皮質・旧皮質に分けられます。新皮質は高度な知能活動を営みます。古皮質・旧皮質は、髄質の中に包み込まれた大脳核とともに「大脳辺縁系」といって、本能的活動、情動、記憶などの中枢となっています。
重さは成人男性で約1350g、女性で1250g。
適応症状
頭蓋内出血
硬膜下出血:硬膜とクモ膜との間に起こる出血。頭部に怪我をした時やアルコールを飲む人に多い。
クモ膜下出血:クモ膜の下にある脳の外表を走る血管が破れて出血する。脳動脈瘤破裂、脳動静脈の奇形、出血を起こしやすい全身的な病気などが原因。
脳梗塞
脳の血管が詰まったり、狭くなったりして血管が流れにくくなるなど、脳の血管障害が原因となって、その血管の流域にある脳の組織(脳実質)が崩壊、壊死にいたる状態。
原因:
①脳血栓症(脳の血管に血栓ができる)
②脳塞栓症(体のどこかにできた血栓がはがれて流れてきて、脳の血管に請まる)
③何か体の病気で、脳に流れる血液の量や血液中の酸素量が減り、それが原因で脳梗塞が起こる。
脳腫瘍
発生頻度の高い順に
①神経膠腫(脳実質、脊髄実質に発生)
②髄膜腫(脳、脊髄の髄膜に発生)
③下垂体腺腫(下垂体の前葉に発生)
④神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)(聴神経に発生)
など
その他の症状
脳血管性痴呆、アルツハイマー症など。
反射区の位置
押し方
反射区の位置・・・親指の腹全体の部分。
操作方法・・・親指の腹全体をまんべんなく上から下へ3本線をイメージして反射区を塗り潰すように圧を加えながらスライドして刺激を入れていきましょう。
押し方動画
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