【足つぼのやり方#32】肛門の反射区・ツボの位置と押し方
【足つぼのやり方#32】肛門の反射区・ツボの位置と押し方
肛門の反射区の位置を確認してから、実際の足の揉み方を学んでいきましょう。
【肛門(こうもん)】器官・臓器の働き
肛門には二つの括約筋があります。内側にある内肛門括約筋は、平滑筋で不随意(自分の意思で動かせない括約筋)ですが、外肛門括約筋は横紋筋で随意に働きます。この両者が協力して肛門を開閉しています。
直腸が粘膜でできているのに対して、肛門は唇のような皮膚でできています。
適応症状
痔は肛門病の総称です。肛門周囲に分布する静脈叢(じょうみゃくそう)がうっ血し、コブを作ったものが痔核、肛門皮膚の慢性の裂傷が裂肛、肛門腺が化膿して肛門周囲の皮膚に開ロしたものが痔ろうです。
痔核
肛門の出口には細い静脈の塊(内痔静脈叢)があって、これが便秘、排便時の過度のいきみ、長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしなどによってうっ血をおこし、膨らんで隆起したものが内痔核です。
内痔核が長期にわたって脱出を繰り返していると、外痔静脈叢書も怒張し、皮膚が隆起したものが外痔核です。
裂肛(れっこう)
肛門皮膚が固い便で切れたもので、強度の便秘症にともなって発病することが多く、排便時に激しい痛みがあります。痛みのために排便を避けることで便秘が悪化し、裂肛がさらにひどくなります。
痔ろう
肛門腺の急性の化膿性炎症を肛門周囲膿瘍といい、慢性の化膿性炎症を痔ろうといいます。肛門周囲膿瘍が一時的に治癒することは少なく、最終的には肛門周囲の皮膚に口が開いて膿が出るようになります。これが痔ろうです。
反射区の位置
押し方
反射区の位置・・・左足にだけある反射区。親指の骨の部分からまっすぐ下へたどっていき、かかとの始まりと直腸の反射区にぶつかったところ。
操作方法・・・左手に棒を持ち、反射区に棒を当てて、しっかり圧を加えながら1点押し。
押し方動画
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