「ボヘミアン的な感覚」とはいったいどういうものなのか?
ボヘミアン。
言葉の響きだけを聞くと、アンニュイのような倦怠感を感じます。こういう言葉を会話の中で使えるとかなりインテリな印象に感じるのは僕だけでしょうか?
ボヘミアンの使い方とそのニュアンスを一緒に理解してみましょう。
ボヘミアンとは
まず、ボヘミアニズムという言葉があるんですね。
意味としては「自由な生活を追求すること」。
そして、その言葉が派生してい
「ボヘミアン」という言葉が生まれたようです。
意味としては、「自由な生活を追求すること」
さらには、「ボヘミア」という言葉もありました。
意味としては、「自由な生活を追求した人々が多く住むコミュニティ」
なんとなく分かってきましたかね。自由な生活というのがボヘミアン的な感覚を表すには重要なキーワードになりそうです。
また、なんとなくポジティブな意味な言葉の印象を受けますが昔は違ったようです。
本来は「ボヘミア人」という意味の「ボヘミアン」という語を、比喩的に「定住性に乏しく、異なった伝統や習慣を持ち、周囲からの蔑視をものともしない人々」という意味で使い始めたのはフランス人で、その起源は15世紀にまでさかのぼる。これは当時フランスに流入していたジプシー(ロマ)が、主にボヘミア地方(現在のチェコ)からの民であったことがその背景にある。
これが19世紀ごろになると、定職を持たない芸術家や作家、または世間に背を向けた者で、伝統的な暮らしや習慣にこだわらない自由奔放な生活をしている者をさす言葉に変化した。そのニュアンスとしては、良い意味では「簡素な暮らしで、高尚な哲学を生活の主体とし、奔放で不可解」という含意、悪い意味では「貧困な暮らしで、アルコールやドラッグを生活の主体とし、セックスや身だしなみにだらしない」という含意がある。
参照:wikipedia
ウィキペディアを見ると、ボヘミアニズムの起源は、ボヘミア人という意味だったのだけれど、フランスで15世紀頃から「定住せず、異なった伝統を持ち、周囲の目を気にしない人々」といったニュアンスで使われていたそうです。
結構ネガティブな表現で使われていたのがわかります。
しかし、19世紀になると、ニュアンスが変わります。
「定職を持たない、芸術家や作家、世間に背を向け、伝統的な暮らしにこだわらない自由奔放な生活をする人」のことをボヘミアといった表現を使って表していたそうです。
15世紀よりは幾らかポジティブな印象に変わってきました。
このようにボヘミアンという言葉を追いかけると時代によって色々と言葉のニュアンス、意味が異なってきているのがわかります。
では、現代ではどんな使われ方をしているのでしょうか?
ボヘミアは世界各地にある
ボヘミアン達が自然と集まり、自由な考えのもと、芸術、文化を発信していくうちにその地域をボヘミアと呼ぶようになりました。
過去に栄えたボヘミアと呼ばれる地域。現在もボヘミアと呼ばれる地域は世界にたくさんあります。以下の場所がボヘミアと呼ばれているようです。
シドニーにはありますが、今の所日本にはないんですね。日本にもボヘミアな場所ができたら良いなと思います。
- パリ
- ロンドン
- ミュンヘン
- ニューヨーク
- サンフランシスコ
- ロサンゼルス
- ニューオーリンズ
- ニューヨーク
- ワシントン
- モントリオール
- トロント
- シドニー
- メルボルン
- アデレード
ボヘミアンで出てくる歌手 葛城ユキさん
ボヘミアで調べていると、歌手の葛城ユキ(かつらぎゆき)さんという人が出てきます。
いったい誰なんでしょうか?少し調べてみました。
本名:田中 小夜子
誕生日:1949年5月25日(昭和24年)
出身:岡山県
職業:歌手?
この人は、「ボヘミアン」という曲で大ヒットをとばした人物で当時はすごい人気だったようです。
しかもボヘミアンという曲の作者に、なんとあの飛鳥涼が作詞をしてたんです。この曲の作詞があのaskaさんだったんですね。いろんな意味でボヘミアンな人だったと言えそうです。
ボヘミアン柄
ファッション界ではボヘミアン柄という言葉を使います。
ボヘミアン柄ってなんだと思いますか?
みた方が早いので、こんなイメージです。
ボヘミアン柄の定義は、遊牧民の民族衣装調のスタイルという定義は一応あるようですが、もはや定義は壊滅状態ですね。
ボヘミアンと調べると、エスニック系、インディア系のような柄の商品がたくさん出てきます。
ボヘミアン的な感覚
こうして考えていくと、ボヘミアン的な感覚というのはどういう意味だったでしょうか?
僕なりに考えをまとめてみました。
ボヘミアン的な考えとは、自由な生活を求め、定住に固執せずに様々な文化を受け入れて自分自身のスタイルを持って生きていく感覚。
いかがでしょうか?
ボヘミアン的な感覚をもってこれからも生活していきたいですね。
足つぼ&整体の専門家
最新記事 by 足つぼ&整体の専門家 (全て見る)
- 【足つぼのやり方#64】「痰を切る」の反射区・ツボの位置と押し方 - 2022年8月13日
- 【足つぼのやり方#49】鼠蹊部(そけいぶ)の反射区・ツボの位置と押し方 - 2022年8月13日
- 【足つぼのやり方#39・40】上半身下半身のリンパの反射区・ツボの位置と押し方 - 2022年7月28日